「自分を愛そう」「人に優しくしましょう」…?
そんな簡単にできるかいな。
「わたしは自分が好き!愛してる!人のことも好き!きゃは!」と心から思ってもないこと言えないよね。
ぜんぜん心こもってないお世辞言われたら「うわあこの人心にも思ってないこと言うてきたーー」と引きません?
だから、自分にウソつくのをまずやめちゃおう。
無理やり人と仲良くしようとしてきたわたしの苦しみ
「マイちゃんはもっと色んな人と会ってしゃべらないとダメ」と
当時習ってた歌の先生に、色んな場所に連れて行ってもらいました。
当時20歳そこそこ。
歌の先生は、誰とでも仲良くなれる、すごく社交的な人でした。
わたしじゃ絶対行けないわーというバーや、
先生の音楽仲間の飲み会にもたくさん参加させてもらいました。
今思うと、割としんどかったです。
だって本来そんなに人と群れないし、ひとりとか少人数が好きなわたしが
大勢の知らない人と楽しくお話なんてできるはずもなく。
警戒心も強いので、そもそも心をすぐに開けない。
そんで当時はわたしいつも悩んで、精神病んでたんです。
それなのに明るく素直に接するとかできない。
「マイちゃんもっと自分を出さなきゃ」
「声優として活躍したいならもっと明るく愛想良くならないと」
「人にうまく気に入ってもらわないと」
「もっとこうしよああしよ」
と、それはもういろんなことを色んな場所で言われてきました。
うっ…その言葉…今思い出しても割としんどい。
できないなりに、苦手なりに何度も挑戦しましたよ。
それこそ誘われた飲み会や、パーティーや、イベントには顔を出しまくりました。
でも、うまくアピールできないし、気の利いたこと言おうとすると、
見事にスベる。空回り。わたしが発言すると空気が凍るのはなぜ?
「大阪人なら面白いこと言えるよね?」
と謎のプレッシャーもかけられる。
あのなーーー!!大阪人だからみんながちゃがちゃ元気で社交的なわけでも、おもしろいわけでもないのです!!!マジで!!!
テレビの見すぎやー!!!
「あーほんま人苦手。こんな自分あかんねや…どうにかせな…」と
どんどんどんどん自分を責めて自分の首を絞めてきました。
頑張って明るく振舞えば振舞うほど…痛々しく映ってるのでしょう。
人からは避けられるという悪循環。
そしてまたダメだしされて、治そうとしてもがいて空回りの繰り返し。
自己嫌悪にどんどん陥り、どんどん自分のことを嫌いになっていきました。
人のこともどんどん怖くなるし。
自分も嫌い!人も好きじゃない!苦手!それでも良いじゃん!
「わたしは自分が嫌い。人も苦手で好きになれないのがデフォルトっす。よろしくな!」のが楽じゃないですか?
そっちのが「おう、そうなのかwww」となって面白くないです?
自分を好きになることって感情的に「好き」になることではなく
そのままの自分をジャッジしないことだと思います。
嫌いなものは嫌い。
苦手なものは苦手。
できないものはできない。
好きなものは好き。
ごまかさず、そこを認めることから始まるのではないでしょうか。
あと「人に与えよう人を好きになろう」ってのもいきなり無理です。
人のことよりもまず自分ですよ。
自分が満たされてないと人には与えられないですって。
無理しないでくだせぇ。