エッセイ

ネタバレ:サンタさんの正体は父さんと母さんだった。



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初めてのサンタさんの衝撃。

クリスマス。
サンタさん。
プレゼント。

子供にとってこんな嬉しい行事はありませんね。

 

初めてサンタさんという存在を知ったのは幼稚園の頃。

せんせい「サンタさんは靴下の中にプレゼントを入れてくれます。
だから今日はみんなで靴下を作りましょー」

一人ひとり、一生懸命真っ赤な画用紙で靴下を作りました。

家に帰ってワクワクしながら壁のタンスにその靴下を貼ったのです。

 

「明日の朝、この靴下の中にプレゼント入ってるんや。何もらえるんやろう!」

 

 

朝起きると

 

プレゼントの箱が

 

靴下の横に

 

セロテープで貼り付けられていました。

 

 

 

それはとても異様な光景でした。

 

わたしが唖然としていると、母さんが言いました。

 

「あー、この靴下にどうしてもプレゼント入れられへんかったから、
サンタさん、こうするしかなかったんやね。」

 

なんだかよくわからないけど、サンタさんにも不可能なことがあるんだなとわたしは思いました。

 

ちなみにプレゼントの中身は○ィズニー映画『フ○ンタジア』でした。
内容がよくわからなすぎて、むしろちょっと怖くて、
まいちゃんは「このプレゼントあんまり嬉しくないなあ。サンタさんってなんなんやろう」と思いました。

大きい靴下とプレゼント。

翌年。

「今年はサンタさんが何でも入れられるように、でっかい靴下作ろか」と父さんが提案。
めちゃくちゃ大きい紙を使って、家族3人で協力し、めちゃくちゃ大きい靴下を作りました。

そして、まいちゃんの枕元にその靴下を置いて眠りにつきました。

翌朝。

いつもはおねぼうさんのまいちゃんも、クリスマスの朝は誰より早く起きるのです。

わくわくどきどきしながら枕元を見ると…
靴下が大きく膨らんでいます!



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あの時の光景や喜びは一生忘れないと思います。

興奮しながら「サンタさんきたよ!」と両隣で寝ている父さんと母さんを起こし、
一緒にプレゼントをあけました。

中には、欲しかったお人形が入っていました。

まいちゃんはとっても大喜び。
父さんと母さんも大喜び。

昨年とは違い、「サンタさんってすばらしいな」と、まいちゃんは思ったのです。

 

それからのクリスマスプレゼントはどうやってもらったか、何をもらったか記憶にほぼありません。

ただひとつ覚えているのは、
たぶんこのお人形をもらった年だったと思いますけど、
事前にわたしはサンタさんにお手紙を書いたのです。

「おひめさまのドレスがほしいと。

お姫様変身セットみたいなのがCMで流れてたんです多分。
お姫様になるって女の子なら誰しもが憧れるじゃないですか。

 

「サンタさんにこんな手紙書いてん!これ欲しいねん!」と母さんに見せたら

 

「…これはあかんわ。サンタさんきいてくれへんわこれは。」
と一刀両断です。

 

なんでと聞いても流されるばかりでした。

サンタさんの正体

小学校3年生のことです。

「サンタさんはもしかしたら父さんと母さんなのではないか」とまいちゃんはさすがに感づいていました。

しかしまいちゃんもまだまだ子供。
どこかでまだ「サンタさんはいるんだ」と信じたかったのです。

 

そこでまいちゃんは母さんに
「サンタさん父さんと母さんなんちゃうんか!???!」
と若干キレ気味で聞きました。

なぜキレていたかというと、「信じたいから、ぜひ否定してくれよ、たのむからおい」という
恐怖心、不安、そして自分の本心を隠したいまだこどもでいたいなどの心理が複雑に絡み合っていたからです。

 

 

「そうや!!!!!!!!!!!!」

 

 

そんなまいちゃんの想いも露知らず。
母さんは、同じくキレ気味で即、認めたのです。

 

まいちゃんはとてもショックを受けました。

 

サンタさんの正体は、父さんと母さんだったのです。



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