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概要は↑記事からどうぞ!
まずは今回、ミルノ純さんのレッスン内容などをメインにインタビューしています。
あとは、現場に呼ばれる声優になるには?のお話などなど。
ミルノさんはどんなレッスンをしているのか?
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具体的にはどんなことをされていらっしゃるんでしょうか。
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ビジョンや目的に関しては、
かならずやらなきゃいけないことだと私は思っていて。
どういう声になりたいか?
どういう声優になりたいのか?
声優になった後何がしたいのか?
とか。
まだ、なりたい~って状態の子たちはそんな後のことなんて考えられないし、
目の前のことで必死だろうけど。
その場合は、声優としてデビューできないのとできたっていう違いをまず、考えることからかな。
ワークショップやレッスンでは必ず「すべてを疑え」って言ってるんです。
自分の声は本当にこれで正しいのか?
進んでる道はこれで正しいのか?って。
そういうのをまず、頭で考えさせてから、
それからストレッチなどに入ってます。
発声に必要な筋肉を明確にする、
間違った知識は一旦クリアにしていくこともそう。
背筋とか腹筋とか、もちろんそれはスタイル維持のためには必要なんだけども、
「発声に必要な筋肉を鍛えていく」っていうところからやる。
声優養成所で教えてるような通常の腹筋や背筋とかは、
発声の根本的に必要なところには負荷がかかってないことが多いから……。
効果的でないというか、結構無駄なことをやっているんだよね
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結局発声ってのは肺のポンプと、空気を押し出すための筋肉って言うのをきちんと鍛えなきゃいけない。
一般的な腹筋背筋をしてアウターマッスルを鍛えてしまうと、
ガチガチのコルセットの状態になってしまうから、息を吸っても膨らまないのね。
柔らかくてしなやかな筋肉になってればいいんだけど、
ガッチガチに硬い筋肉っていうのは発声には絶対にダメ。響かないから。
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かたーいものと、こんにゃくをもって両方を振った時にプルプルするのって絶対こんにゃくじゃないですか。
柔らかい方が、力や振動って伝わるので、だから筋肉も同じなんですよね。
結局は据える息が多くないと大きい声って出ない。
それこそ、楽器で例えるならば、バイオリンとコントラバスだったら
絶対コントラバスの方が大きい音の方が出るんですよ。
響く空間がちゃんとあるから。
なのでいつも生徒には
「自分が楽器になったと考えたときには、
高い音を出すにはちっちゃくてもかまわないんだけど、
深い音を出すためには自分がコントラバスとか
大きな楽器になったと思って発声をしないとだめだよ」って話す。
ちょっとイメージ的な話にもなってくるんだけどもね。
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人間の身体って結局イメージどおりに動くんですよね。
なんだけど、習慣で固まってしまった筋肉ってどうしてもあるので
私は個人レッスンしてる時は体を触らせてもらうんですね。
肋骨周りとか背中とかお腹とかを。
それで、ここだよーって言うのをちゃんと明確にわかってもらうようにしてる。
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ああここが硬いから広がらないよーっていう。
で、これを柔らかくするには、ここをマッサージしてねーとか
ちょっと伸ばしてねーって。
これは個人個人によって違うので、それはその時に応じて言う感じ。
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養成所とかでもそうだと思うんですけど……。
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もちろんイメージである程度声って大きくはなっていくんだけど……。
骨格がすごく細い子だったりとか、
あとは筋肉がガチガチに固まってしまって出ない!とか
あとは緊張していて出ないとか。
緊張っていろんなところが固まってるってことじゃない?
だからそこのメカニズムを教えてくれる人ってのは少ないのかもねぇ。
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一人一人にかけてる時間もないですよね。
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そもそも身体にかける時間ってのも必然的に減るよね。
うちの事務所(ケッケコーポレーション)の養成所では、基礎クラス月1で3時間、フィジカルについてみっちりやってて。
それも私が教えてるんだけども。
まっすぐ立てるっていうことと、きちんと発声のための筋肉っていうこととか
発声のための体の使い方っていうのをきちんと教えてるの。
だから、基礎科のクラスの子はまっすぐに立てるようになってるね。
まっすぐに立てることは大前提のことだから。
ヒールとか履いて反り腰になってる子とか、
猫背になってる子とかは
なぜその状態で発声をするとだめなのか?っていう、
本人の体を使って実感させてる。
声優として使ってもらうためにはどうすればいいのか。
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今って、若い人たちがみんな一緒の芝居だ~一緒の声だーって言われてますけど
そういうところもかなり関係してくるんでしょうか?
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他の事務所さんの声優さんとかもそうなんだけど、
とある時期は現場でものすごく見るけど
ある日を境にぱったりいなくなる人っているのね。
それはギャラが安いジュニア期間を終えて
ランカーになったからっていうのもあるかもしれない。
でも、ランカーになってからも変わらず仕事をしている人たちとかを見てると
一体何が違うのかなっていうとね……
「考えてるか考えてないか」
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生き抜くためにどうしたらいいか!?っていうことを
ものすごく生き残ってる人たちは考えてるし変化に対応してる。
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事務所にはいってる子だったらまず、
マネージャーの段階でオーディション的なことが起こるわけじゃない?
マネージャーが、この子を売ろうかなーとか
候補出そうかなーって選ぶわけでしょ。
まずそこで通過するための努力をしなきゃいけない。
つまり、いかにコミュニケーションを取るかってこと。
結局人の記憶の中にすぐ出てくるかどうかなの。
このキャラだったらこの子かなー?みたいな。
新人でもなんだろうが、すぐ思い出してもらうってために、
コミュニケーションはすごく必要だよね。
そんなに頻繁に事務所へ顔出しに行かなくっても、
会った時に話せばいいんだよね。
相手の興味あることは何なのかな~って、
相手を知ろうとすればそれでいいんだと思うんだよね。
うちのマネージャーが好きなものはなんだ!?みたいな。
水曜どうでしょうがすきだったらもう、
私も好きだから、その話で盛り上がる、とかね。
女子だったら、
「髪型変えました?いいじゃないすか!」って。
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私も苦手なんだけどね(笑)
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苦手だと思ったら勉強したらいいんだよ!
別に学校みたいに点数が付くわけじゃないし。
でも、このスキル必要だな~ってのがわかればとにかく勉強!
実践的なことも必要だけども、
私の中でものすごく価値のある先生って、
「本」なんですよ。
世の中にあるビジネス書が私の先生なのです。
コミュニケーションの仕方もそうだし、
人前でしゃべるパブリックスピーキング……とか。
全部本から学んだんですよ。
それで、本だけ読んでもわからないなってところは先生のところでレッスンに行くの。
レッスンは結構なお金がかかったりするけど、本は1000いくらとかでしょ。
ビジネス書って高くても2000円くらいじゃない?
それで何度も読めて、
いつでも好きな時に、
その人の何十時間もかけて会得してきたものとかをもらえるわけですよ。
最高ですよ!
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いっぱいありますからね本屋さんに行けば
ありとあらゆるビジネス本とかが。
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ただ、本に書いてあることが正しいかは人それぞれ違うと思うし、
それこそ最初に言った「すべてを疑え」っていうのは自分の中でいつもあるから。
でも、ほんとにそれが正しいなって思ったらそれを信じる。
今回のお話について!
いかがでしょうか?
これから声優を目指す!という方や、
今声優やってるけどなんかどうしたらいいかわからん!って方にとって
本当に大切な内容が詰まってると思います。
気になる後編は↓
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