エッセイ

舞台やライブなどの告知メールなどについて思うこと。自戒もこめて

わたしは、過去に舞台やライブに出演したことが何度かあります。

その際、ほぼ確実に絡んでくる現実といえば。

ノルマです。

もちろん、劇場もライブハウスも慈善事業じゃありません。
主催者さんも利益を出さないといけません。

その辺について深掘りしたいのではなく、今回は「出演する側」の話です。
(以下「演者」で統一します)

最初に言っておきますが、告知をする人を批判してるわけじゃないです。

過去の自分を振り返って思うことだったりします。

スポンサーリンク


ノルマのためなのか?お客さんのためなのか?

率直に言うと、お客さんを呼べないと、演者が自腹でノルマ代を主催者に払います。

ノルマ以上売ることができるとだいたいチケット代の半分などバックされます。
つまりお客さん呼んだら呼ぶだけ演者の負担はなくなるし、収入にもなるわけです。

なので、舞台やライブが近づくと、手当たりしだいの人にメール、今だとLINEやツイッターなどで告知しまくります。

だいたい、作った定型文です。

よくてせいぜい、冒頭に相手の名前書いて、

「結構前にランチ行って以来だよね!また行きたいなー!行こうね!

というわけで、告知させていただきます」

みたいな文章です。
ランチよりも、告知が最重要項目です。

ヘタしたら完全定型文コピペで相手の名前なんかも入れずにただ送りまくる場合もあるわけです。
完全に告知送信マシーンと化しています。

で、だいたい返事がないか「ごめんなさい予定あって行けません」になります。

この一連の流れ、演者さんならわかるはず。

これ、正直いつまで続けるの?とわたしは思います。

告知をすることがどうこうではなく。

何が言いたいかというと……まず発信する側(演者)が
「このステージ全力で作り上げてます!!!
めっちゃめっちゃおもろすぎて稽古中楽しくて仕方ないです。

あなたのことも絶対楽しませます。チケット代かかるし時間も頂くけど、それ以上の物を提供する自信があります。あなたの人生において、記憶に残るステージになります。
だから胸張って告知します。もし来れないなら”うああ行けばよかったな”って後悔するくらいの物です!」

くらいの自信というか、表現への確固たる想いがないといけないよねって思うんです。

ただなんとなく稽古して、
このステージ立ったらなんかチャンスあるかもしらんしー?みたいな気持ちで挑んで、
ノルマやばいやばい生活できないよふえーんと流れ作業告知マシーン化して、
人が来る来ないで一喜一憂する。

そんな演者のステージなんて金払って観たいと思いますか?
わたしは思わないですね!!!
というかまんま過去のわたしなんですけどね↑の例!!!!
ちくしょうすみませんでした。

そんな気持ちでステージ立つならマジで立たないほうがマシだったと今ならハッキリ言えます。
人にも失礼じゃん。
お客さんにも、場所提供してくださってる人にも、主催者さんにもスタッフさんにも。
何より自分の時間も無駄になるじゃん。
やった気になってるだけ。

……と過激なことは言ってみたものの。
経験は宝でして。
振り返ってみて今こうして気づくこともあるんですよね。

だから、ごめんなさい、無駄という言葉は撤回いたします。

スポンサーリンク


告知するなと言いたい訳でないことはマジで念押しする

わたしは「自分が心から観たい!」と思ったものに足を運びたいしお金も払いたいんです。
付き合いだから、助け合いだから、という気持ちで芝居や歌観たくないし聴きたくない、そもそもわたしもそんな気持ちで観られたくないし聴かれたくないんです。きっと。申し訳ないから。

ただ、「同業者を応援するぞっ!」という素直な気持ちでステージを観に行きたいという方もたくさんいらっしゃると思うんです。

だからわたしがめんどくさい人間なんですこの辺は。

で、ここで謝っておきたいのですが。
自分が過去こういうことですごく悩んできたのをひきずってるので、舞台告知などいただいても返事できないことがあるんです。
なんというか、思考が停止してしまうんです。
この辺は完全に言い訳になります。
いや、行く時は行くしお返事もするんですけど。
(告知されたから行った、というステージでもとても感動したことはたくさんあります!)

「誘われたから、悪いし、行った方がいいのだろうか。ここで今行っておかないと、この人とぎくしゃくするんじゃないか」とか色々悩んでしまいます。
で、結局そんな気持ちで行っていいものか……?と悩んで返事ができない。
という流れです。
すみません。

 

そして逆に、出演のご依頼を頂いて
「本当にパワー注ぎきれるか?来てくださった方を喜ばせることはできるか?」と怖気づいてしまったのがつい最近の出来事です。

ただ、こうしてこの記事を書いて、長年抱いていた言語化できないもやもやがだいぶなくなりました。

次なにかのステージに立つときは、魂を削って全力で表現して、きてくださった方に楽しんでいただける様に挑みます。