エッセイ

怒りで我を失った先に。絵本「ぼくはおこった」のあらすじと感想。

小学生の時、図書室で読んだ「ぼくはおこった」
とても印象に残っています。

友人と爆笑しながら読んだのを覚えています。

まずタイトルの「ぼくはおこった」シンプルで惹かれますね。

おこったんだなぁと。

あらすじ

夜テレビを観ていた主人公のアーサー(ぼく)がお母さんに
「早く寝なさい」と言われるところから始まります。

アーサーは反発。

そんなアーサーに強気で「おこりたければおこりなさいよ」とお母さんは言うのです。

アーサー完全おこ。

たしかアーサーが観ていた番組はせいぶげきだったきがします。

手に汗握るバトルだったんだろうね、男の子だもん、男の戦いの世界とか、ロマンだよね。

なのに寝なさいなんて、いやだよね。

おこったアーサーは部屋の中をめちゃくちゃにします。

暴れるとかじゃなくて、謎のエネルギー使って。

いかりのおさまさらないアーサーは、家族たちの降伏宣言も無視し、
街を破壊し、地球を破壊し、とうとう月や星などもこっぱみじんにします。

さいごのさいごで、我に帰るアーサー。

「なんでこんなにおこってたんだろう」

おしまい。

感想

当時爆笑して読んでましたけど、だいぶおそろしい話だなあと思います。

たったひとりの人間のいかりは宇宙も破壊するんですね。

という冗談はさておき。
「怒りで我を忘れてしまうと、大切なものを失ってしまい、後で気づいても遅いんだよ」ってことですよね。

わたしも、過去怒りに身を任せて言ってはいけないことを言ったり、あとは行動に移したりして友達の縁が切れたとかあります。
物に当たる人なんかもいますが、その物は壊れてしまいます。元に戻りません。

最後のシーンでアーサーは、一人(猫と一緒に)ベッドの上で宇宙空間を漂っていました。

大切なおうちもママもパパもおともだちも地球もみんな、一瞬の怒りのせいで失ったのです。

ママにはやく寝なさいってしかられたくらいで。
せいぶげき観れないくらいで。

割としょうもないことで破壊衝動に駆られることって、人間誰しもなくもないと思うので、おこった時はいかりに身を任せちゃいけないなと、改めて思いました。