まいどー。
リマインダーヴォイスヒーラー有薗麻衣です。
今回は「ギブアンドテイク」
についてお話します。
テイカーはあんまよくない。
ギバーのが成功する!
みたいな風潮ありますよね。
だけど、実際私の周りからもよく聞く声があります。
それは……
「自分に何がギブできるかわからない」
って声。
かくいう私も無意識にずっと
「長年努力して身に着けた
他の人より秀でたすごいスキルじゃないと
人にギブできない」
と思い込んでた節があります。
ここで突然ですが。
私の人生のバイブルである
ミヒャエル・エンデの
「はてしない物語」
を紹介します。
(映画では「ネバーエンディングストーリー」
ってタイトルですよね。
観たことないんですが)
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主人公である
バスチアン・バルタザール・ブックスは
おデブで、
ノロマで、
いじめにあっていて、
とにかく内気な
いわゆる冴えない男の子。
本人もたくさんコンプレックスを感じている。
だ・け・ど!
バスチアンは
本を読むことが大好き。
物語を作ることも得意。
物語前半、
その特技を活かして
「はてしない物語」の舞台である
ファンタージエンを救う。
(実は自分の特技だけではないんだけど)
物語後半でバスチアンは
「はてしない物語」の中に入って
ファンタージエンを冒険する。
冒険の始まりには
なんでも叶えられる力を得ていて、
コンプレックスだらけの見た目を
まるで別人のかっこよい美男子に変えた。
ノロマで非力で
何もできなかったのに、
強い力を手に入れる。
しかし実は、
願いを叶えるごとに
現実世界の記憶が
一つずつ消えていくのだった。
最終的にバスチアンは
すべての記憶を失い、
自分の名前も忘れてしまう。
絶体絶命の中、
物語前半の主人公である
アトレーユ(と、幸いの竜フッフール)の救いで
バスチアンは元の世界に戻ることができた。
前半は「はてしない物語」の読者として
アトレーユの冒険を応援していたバスチアン。
後半では「はてしない物語」の登場人物になって
応援していた人と出会い、友達になった。
途中、悪い奴にそそのかされて
被害妄想を起こした結果
アトレーユのことを
傷つけてしまったけれど……
アトレーユはバスチアンを見放さずにいて
助けてくれたわけです。
バスチアンは元の世界で
コンプレックスだらけだった自分に戻るんだけど、
物語が始まった時とは
自分自身や世界への捉え方の感覚が
まったく違ったのだった……。
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ついつい熱く語ってしまいましたが
何を伝えたかったのかというと。
ギブってのは、
本来自分が無理なく
自然に楽しくできること
だったりするんじゃない?
ってのをバスチアンから
思い出したってわけです。
バスチアンが
本好きであって
想像力豊かなところは
彼にとっては無意識だし
当たり前なことだった。
そんなわけで。
『あなたの好きなことってなに?』
『あなたが誰に言われるまでもなく
自然とやってることってなに?』
ってことを聞きたかったんです。
そこから
「あなた本来のギブ」
がわかるかもしれませんよ。
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ちなみに私の話。
私は物心ついた時からゲームが大好きでした。
いまだにSwitchできゃっきゃと遊んでいます。
ゲームだけではなくゲーム音楽も好きで。
お気に入りの曲を聴いては
トランス状態でハイになったり
瞑想状態になったりで
イマジネーションを刺激することがあります。
ある日、仲間内で
「今のあなたに捧げるゲームBGMを共有します」
ってのが思い浮かんです。
たとえば
「ふわふわでやわらかい曲が聴きたい」
「俺がテンション上がる曲くれー!」
「私のテーマ曲ってどんなイメージ!?」
ってリクエストを受け付けて。
一人一人のことを想いながら
(その人の潜在意識とつながってる感覚)
過去自分がやったゲームBGMを思い出していく。
実際Youtubeで検索して聴いてみて、
「うーんちょっと違うな。
あ、あれはどうだ!?」
と試行錯誤。
最終的に「これだーーーー!」ってのを
URL送って聴いてもらうんだけど。
まぁめちゃくちゃ喜んでもらえるんですよ!
「斜め上からの新しい自分が知れる!」
「ワクワクするーテンションあがるー」
「視野が広がった」
などなどの反応。
私としては別にふつーーーのことだったんだけど、
ピン! と来てやってみたら
人に喜んでもらえたんです。
「ギブ」
「与える」
って難しく考えがちだけど、
あなたが大したことないしーとか思ってることが
実は人に感動を与えられる要素かもしれませんよ。
あ。
ゲームBGMシェアに関して、
もちろんお金はもらってないし、
自分たちだけで楽しんでるので
著作権とかうんぬんは問題ないと
判断してやってますよん。