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あなた「鏡よ鏡よ鏡さん。
この世界の主人公はだぁれ?」
鏡「……それはあなたです」
あなた「はい、知ってる~~!!
私は主人公! 他の人はモブ!
モブさん私のために存在してくれてありがとう~!」
鏡「……あ、あのー。それは違います」
あなた「え?」
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こんにちは。
リマインダーヴォイスヒーラーの有薗麻衣です。
“自分がこの世界を作っている。
つまり私は選ばれし主人公だ!!”
私も長らくそう思ってました。
でもそれは正解でもあり、
不正解でもあります。
なぜなら……
“あなた”のほかにも
この世界を作っている人がいるから。
神様?
仏様?
宇宙?
ちゃいます。
うすうす気づいてる人もいるかも……
そう、正解は!
“あなた以外の人たち全員”です。
「え? この世界って私のものよね?」
「私だけが主人公で他の人ってモブじゃないの?」
ガッカリしたり、ショックを受けましたか?
正確には
「あなたは間違いなく主人公。
ただ、あの人も、この人も、その人も同じように主人公!」
なのです。
ガーーーーン。
私はこの考えに行き着いた時、めちゃくちゃ愕然としました。
が、どこか納得しました。
“自分だけ主人公思想”は
一見めちゃくちゃ良い考えに思いますが
しんどい側面が結構あります。
【”自分だけ主人公思想”を採用していると……】
・思い通りになった時に傲慢になる
(そもそも”思い通りになった”という認識も勘違いなことが多い)
・想定外の出来事にめっちゃ落ち込んだり
逆になんか特別な意味を見出そうとしがち
・無意識に他人を見下してしまう
・自分に過剰な期待をしてしまい、
現実とのギャップにやきもきする
・「いつかきっと大逆転が待ってるわ」と
現実逃避しがちになる
などなど。
おげーーー!!!
うるさいわ!!!
ってなったかもやけど。
でも、”あなたも私も主人公思想”の方が
圧倒的に生きやすかったりします。
【”あなたも私も主人公思想”を採用していると……】
・思い通りにならなくてもしゃあないなと良い意味で諦めがつく
(執着から離れられる)
・「自分の役割は何か?」を考えることができる
・足るを知るが理解できる
・人と対等に付き合いやすくなる
・”自分だけ主人公思想”を採用しているときよりも
逆説的に”私主人公やわ!”感が増し
本来の能力を発揮できる(肩の力が抜けるしねぇ)
・視野が広がって多角的に物事を捉えられるようになる
こんな感じです。
仏教でも
「縁起(えんぎ)」
という概念があります。
縁起については、チャットGPTさんにまとめてもらいました。
【縁起とは】
全ての存在や現象が相互に依存し合い、
因果関係の中で成り立っているという概念です。
これは、物事が独立して存在するのではなく、
さまざまな原因と条件が集まることによって生じることを示しています。
【縁起の基本的な考え方】
相互依存性:すべての存在は他の存在と相互に依存しており、
単独で存在するものはありません。
この相互依存性は、自然現象だけでなく、
人間関係や社会構造にも当てはまります。
あなたが存在しているのは、
あの人が存在しているから。
あの人が存在しているのは
あなたが存在しているから。
いきなり”あなたも私も主人公思想”を
採用するのは受け入れがたいかもですが
頭の片隅に置いていただければ……!