声優話は避けてきました。
けど、最近の業界を見てて思うのが……
現実をみんな見て見ぬフリしてるよなって。
だからボチボチ、私の声優体験記も書いていこうと思います。
ハッキリ言って私はまったく無名の声優です。
そんな私の体験などをぶっちゃけます。
生活できない?
ほぼできません!
バイト生活は当たり前です。
ほぼって書いた理由は……声優だけで食べていってる人はもちろんいるからです。
よく聞く「食べていける人は一握り」です。
これ聞きたくないよね。
でも現実だ。
名前知ってる!けっこう有名じゃね?っていう方でもアルバイトなさってる方もいます。
年齢がかなり上の方でもです。
(具体的に誰とかは聞かないでください)
逆に、あまり知名度はない……?という方でも食べていってる人はいます(失礼なことをごめんなさい)
いつもいつでも「あなたは声優だけで食べてます?」と確認してるわけではないのですけども、間接的に人から聞いたりします。
聞きづらいよねそんな話。
声優志望者の方に伝えたいこと
なんでこんな夢もかけらもないこと言うねん?
って感じですが、ちゃんと理由はあります。
以下、自分語りになりますが……。
私は、15歳の時から養成所に通って芝居の勉強してました。
私の頭の中では、売れっ子になって……アニメやゲームやラジオで活躍して……ってイメージしまくってました。
これ中途半端な自慢?は?って思われるかもですが、「才能ある!」と結構あちこちで目にかけてはもらってたんです。
ただ、その才能やチャンスを私はことごとく自分で潰してきたんです。
誰のせいでもなく、自分がです。
オーディションで最終審査に行くことはたくさんありました。
でも、全部「なんかあと一歩足りないね」だったり、ずば抜けた人に席を座られてしまいました。
というわけで、私は実績はほぼありません。
15歳の自分が今の私を見たらまちがいなく泣き崩れるし発狂するでしょう。
「こんなはずちゃうかった!!!なんでやねん!!!」って。
過去、アニメに出演したことがありますが、それもその時だけで次はありませんでした。
声優志望者、そして事務所属者ってほんまに想像を絶するほど多いんです。
そして、オーディションというチャンスをもらえるのは、事務所に所属してればかならず!ってわけではありません。
所属者の多い事務所だと、普段からマネージャーさんに顔を覚えてもらうために事務所に頻繁に顔出してアピールして……ってコツコツした努力が必要だったりします。
名前が売れている人だってほぼ毎回オーディションで役を勝ち取るんです。
自分と似たような声質や演技で、若くて顔の良い新人とか出たら立場を脅かされたりします。
(それでも地位が揺るがない方たちはとんでもない努力をしてるんですなぁぁ私生活を覗きたいですね)
仕事がコンスタントにあって食べて行ける状態であっても、いつまで続くかわからないんです。
一時期は食べれてたけど、だんだん仕事がなくなってバイト生活……なんて結構ザラです。
その状態を覚悟してでも、声優という仕事に挑みたいのか?続けたいか?をよくよく考えた方がよいのです。
声優諦めなさいなんて微塵も言いません。
いつどこで花咲くかなんて誰にもわからないです。
目指すならもう「絶対なる!売れる!」くらいの気持ちじゃないといけないのも事実です。
ただ、努力すればかならず実るという世界でもないのも事実なんです。
いくら可愛くてもカッコよくても芝居がうまくても、売れない人なんてほんとたくさんいます。
華々しく夢いっぱいの世界に見えて、現実はそうではないんだということは心の片隅に置いてほしい……。
私は長らくきっとそれが受け入れられなくて、どこか目を逸らしてしまってたんだと思います。だからあかんかったのよ★
やるならとことん、人生をかけるくらい挑んでほしいです。
でも、それだけだと気づけば崖っぷちで後がない!ってなる可能性があるのです。
特にこれからの声優業界ってもっともっと厳しくなると思います(今も十分厳しいんだよ)
じゃあどうすればいいの?
などはまた自分のへっぽこ体験談で語っていきたいと思います。
というわけで書きました!↓